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東野圭吾『誰かが私を殺した』のあらすじ・感想・Audible版をネタバレなしで紹介

東野圭吾『誰かが私を殺した』のあらすじ・感想・Audible版をネタバレなしで紹介

東野圭吾の『誰かが私を殺した』は、書店に行っても買えません。紙の本も電子書籍も出ておらず、Audibleでしか聴けない作品だからです。文庫本を探して見つからず、この記事にたどり着いた人も多いでしょう。

本作は、東野圭吾がAudibleのために書き下ろした完全オリジナルのミステリーです。殺された本人が語り手をつとめ、警視庁捜査一課の加賀恭一郎が事件を追います。

この記事では、作品情報とネタバレなしのあらすじ、どんな人に向いているかを紹介します。筆者が通しで2回聴いた感想と、Audibleで無料で聴く方法もまとめました。

文庫本は出るのか、朗読しているのは誰なのか、シリーズを聴いていなくても分かるのかといった疑問にも最後で答えています。

誰かが私を殺した 表紙
出典:Amazon

誰かが私を殺した

東野 圭吾(著)

5分無料試し聴き

目次

誰かが私を殺したの作品情報

誰かが私を殺したの基本情報は以下のとおりです。

書名誰かが私を殺した
著者東野圭吾
出版社講談社
レーベルAudible Originals
発売日2024年7月24日(配信開始)
再生時間2時間47分
冊数1作で完結

表に「ページ数」がないのは、この作品には紙の本も電子書籍も存在しないからです。東野圭吾がAudibleのために書き下ろした完全オリジナル作品で、単行本や文庫を経ずにオーディオブックとして配信されました。

誰かが私を殺したのあらすじ

舞台は現代の日本。語り手は、国重ホールディングスを「女帝」と呼ばれながら率いてきた女性です。仕事も家庭も完璧にこなしてきたつもりで、来月には一人息子の結婚を控えていました。

亡くなった夫の月命日、いつものように墓前で手を合わせていると、突然背中に衝撃が走ります。気づいたときには魂だけがこの世に留まっていて、どうやら自分は誰かに撃たれたらしいと分かりました。

運ばれた先の遺体安置所で語り手が出会うのが、警視庁捜査一課の加賀恭一郎警部と、部下の女性刑事・新澤です。声も姿も届かないまま、語り手はこの二人の捜査を見守ることになりました。

やがて語り手は、なぜ自分が殺されたのかを考えはじめます。気に入った人間はとことん守って盛り立ててきた一方で、信用できなくなった人間は容赦なく切り捨ててきました。恨みを持つ者は、決して少なくありません。

その中の誰かが自分の命を奪ったということなのか。殺された本人が、自分を殺した犯人を捜しはじめます

誰かが私を殺した 表紙
出典:Amazon

誰かが私を殺した

東野 圭吾(著)

5分無料試し聴き

誰かが私を殺したはこんな人におすすめ

誰かが私を殺したは、こんな人におすすめです。

  • 通勤や家事のすきま時間だけでミステリーを1本終わらせたい人
  • 活字を読む時間が取れず、読書から遠ざかっている人
  • 俳優の声で、ラジオドラマのように物語を聴いてみたい人

2時間47分は、長編ミステリーとしてはかなり短い部類です。往復1時間の通勤なら3日ほどで最後までたどり着けます。1冊読み切る体力に自信がなくても、移動時間だけで完走できる分量です。

逆に、読み終えた本を手元に残したい人には向きません。紙の本も電子書籍も出ていないため、聴く以外の選択肢がないからです。

Audibleで誰かが私を殺したを聴いた感想

筆者がはじめて聴いたのはここ数か月のことで、通勤の電車と、家事や散歩をしながらの時間に流していました。最後まで聴いたあとにもう1周したので、通しでは2回聴いています。

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よかったところ

いちばん驚いたのは、朗読を聴いているというより芝居を聴いている感覚になったことです。冒頭、墓前で手を合わせていた語り手が撃たれる場面では、状況の説明を聞いたというより、その場に居合わせたような気持ちになりました。

役ごとに声の主が違うので、遺体安置所で加賀恭一郎と新澤に出会う場面も、誰かが読み上げているのではなく、人が話しているように聞こえました

とくに印象に残ったのは、語り手が自分の来し方を振り返る独白で、声の色だけで作品の空気が決まっていたところです。

基調は淡々としていて、家事をしながら流していても耳が疲れず、速度は等倍のまま最後まで聴き通せました。そのぶん感情が乗る場面との落差が大きく、散歩の途中なのに意識が物語のほうへ持っていかれました。

通勤と家事のあいだだけで最後までたどり着いたので、途中で投げ出さずに済んだと思います。混んだ電車で本を開けない日でも物語だけは前に進んでいたのが、いちばん楽に感じた点です

誰かが私を殺した 表紙
出典:Amazon

誰かが私を殺した

東野 圭吾(著)

5分無料試し聴き

合わないと感じたところ

誰の発言なのか分からなくなる場面がありました。国重ホールディングスの関係者、語り手の家族と息子のまわり、加賀と新澤のいる警察側と、立場の違う人が次々に出てきます。耳だけでは、途中から追いきれませんでした。

戻して聞き直すのも手間でした。紙の本ならページをめくるだけの確認に、音声だと聞きたい場所を探すところから始める必要があります。

電車の乗り換えや家事の手元に意識が向くと、そのたびに話を聞き落としました。戻さずそのまま進めたこともあれば、止めて戻したこともあります。結局、最後まで聴いたあとにもう1周することになりました

誰かが私を殺したを無料で聴く方法

誰かが私を殺したを費用をかけずに聴くなら、Audibleの無料体験を使う方法があります。

Audibleでは聴き放題の対象です(調査時点)。朗読は寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子、高橋克典ら13名が担当しています。

Audibleは初回30日間が無料で、無料期間内に退会すれば費用はかかりません。無料期間が終わると月額1,500円で自動更新されます。

再生時間から計算すると、往復1時間の通勤なら3日ほどで聴き終わる分量です。無料期間内でも余裕をもって聴き切れます。

紙の本も電子書籍も出ていないため、この作品に触れる手段はいまのところAudibleだけです。聴き放題の対象は入れ替わるので、登録前に商品ページで対象かどうかを確認してください。

誰かが私を殺したに関するよくある質問

文庫本や単行本は出ますか?

調査時点では刊行されていません。Audibleのために書き下ろされた作品で、単行本や電子書籍を経ずにオーディオブックとして配信されました。

今後の刊行予定も公表されていないため、読むのではなく聴く形でしか触れられません。

Kindle Unlimitedで読めますか?

Kindle Unlimitedの対象外です(調査時点)。Kindle版そのものが出ていないため、読み放題でも単品購入でも読めません。

費用をかけずに触れたい場合は、Audibleの無料体験を使う形になります。

朗読しているのは誰ですか?

寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子、高橋克典、新藤みなみ、勝杏里、さとうあい、稲葉実、四宮豪、柿田よしくに、谷口誠太郎、荻野晴朗、坂本くんぺいの13名です。

一人のナレーターが全員を読み分けるのではなく、役ごとに声の主が変わります

加賀恭一郎シリーズを知らなくても分かりますか?

Audibleは本作を「加賀恭一郎の新シリーズ」と紹介しており、加賀の新しい相棒として女性刑事・新澤が登場します。過去作を聴いていることを前提にした案内はされていません。

『あなたが誰かを殺した』とは違う作品ですか?

違う作品です。『あなたが誰かを殺した』は2023年に講談社から刊行された同じ加賀恭一郎シリーズの小説で、こちらは紙の本でも電子書籍でも読めます

タイトルが似ているため取り違えやすいので、購入前に著者名だけでなく書名も確認してください。

映画やドラマになっていますか?

調査時点では映像化されておらず、映画化・ドラマ化の発表も出ていません。俳優陣による朗読が、映像の代わりに近い体験になっています。

まとめ

誰かが私を殺したは、東野圭吾がAudibleのために書き下ろした完全オリジナルのミステリーです。殺された本人が語り手をつとめ、加賀恭一郎と新澤の捜査を本人が見守るという形で進みます。

紙の本も電子書籍も出ていないため、文庫本を探しても見つかりません。触れる手段はAudibleだけです。

長編ミステリーとしては短い部類なので、通勤や家事のあいだだけでも最後までたどり着けます。俳優・声優が役ごとに声を当てる朗読は、ふつうのオーディオブックとはかなり印象が違うので、まずは30日間の無料体験で試してみてください。

Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

そうた
通勤・通学BOOKS 運営者
近くに大きな本屋がない町に住んでいます。読みたい本がすぐ手に入らないので、自然とKindleとAudibleに落ち着きました。今は大学に通いながら、通学と家での時間を読書にあてる生活を送っています。映像化された作品の原作を中心に、読んでよかったものだけを書いています。
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